趣味の為の取材?~谷中・根津神社~

久しぶりのブログ更新となりました。

ここの所、休日出勤ばかりでして。

今回は3連休。

以前から行ってみたかった根津神社を目指し、いざ!

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今回の出発は西日暮里から富士見坂を通って、谷中から根津まで歩く。

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富士見坂。

僕が趣味で書いている小説は、東京を舞台にしたものが多い。

だから、その街を題材に書く時は、まずその街を歩いてみるのだ。

趣味でも、やっぱりちゃんと書きたいしね。

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他の所でもそうだと思うんだけど、東京の街は、街によってちゃんと特色があるから面白い。

それが、何区だとかに限らずに。

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ただ、その特色は、見る人によって姿を変える。

上野一つとたってそうだ。

上野と聞いて、皆は何を想像するだろうか?

パンダ?公園?お酒?アメ横ヨドバシ?アーティスト?

僕は、こういった色々ある中から一つだけを抜き出して、大げさに小説に書いたりするのが好きだ。

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フィリップ・K・ディックの作品『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を友人から勧められた事がある。

僕にとっては久しぶりのSF作品だったのだけど、それがとても素晴らしく、今でもその影響が僕の小説には出ている。

中でも、今のような「車を持っていることがステータス」と同じで「動物を飼っている事がステータス」という部分が好きだ。

この部分だけ少し解説すると、この作品での動物というのは絶滅とかで希少価値になっていて、動物を飼っている事がステータスになるのだけれど、動物を飼えない人は、見栄をはるために「電気動物」といって、本物そっくりの動物の機械で世間を騙す…というような内容になってる。

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SF作品と言うと、車が空を飛んだり~というイメージがあるが、僕はあまりそう言うのは好かない。

どちらかと言うと、電気羊のような退廃的というか、未来社会の闇…という部分が好きだ。

特に、人間模様が強ければ、尚更。

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先ほど書いたように、街の特色から一つだけを取り出して、大げさに書くのが好きと言ったが、それは中学生の頃に読んだ、これまたSF小説に影響されている。

石田衣良の『ブルータワー』という作品だ。

主人公が突然タイムスリップして、ウイルスにおかされた未来で、そのワクチンをつくるという話なのだけど、それもある意味では、一つの事を大げさに書いているようなものだ。

ありえなくはない。

可能性がちょっとでもある、でも、あり得ないだろうなぁ~と言うような、その瀬戸際の部分がたまらなく好きだ。

僕が趣味で書いている小説も、そこを目指している。

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また、その中に書かれる人間模様も、重要視している。

時間が経つに連れて、その時代に適応した思想を持った人間が、やはり、生まれるべきなのだろうと、僕は思っている。

それが現代の思想に反していたとしたら、面白い。

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しかし、僕らは現代の人間で、未来的な思想なんてものを持つのは、創作とは言え難しい。

どの作品もそうだけど、どうしても今の思想がほのかに残る。

まあ、それはしょうがないことなのだけれど。

芥川龍之介の『河童』という作品には、こういう文が載っている。

"我々の生活に必要な思想は三千年前に尽きたかもしれない。我々はただ古い薪(たきぎ)に新しい炎を加えるだけであろう。"

この言葉の通りならば、未来の思想と言うものは、新しいものでなくてもいい。

…これは、僕が僕の作品で、現代の思想をほのかに残してもいいんだよ!といういい訳にもなってしまうのだけれど。

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まあ、とにもかくにも、趣味程度でそこまで考えるのか、という感じなのだけど。

僕の趣味は小説を書くことがメインではなくて、思想の残りカス、人間の本質をつきとめることにある。

これは、高校の先生が僕にくれた言葉で、「○○へ(僕の本名)。人間の本質とは何か。それをつきつめることが文学であり、そして生活であると俺は思っている。可能な限りつきとめろ。つきとめた後の残りカスに、本質は眠っているのかもしれない。」というのが影響している。

僕自身も、人間の本来持っている、無意識、DNAに刻み込まれたものの正体が知りたかった。

それを、「文学だ!」と言ってくれた先生は、僕の生きてきた中でも、唯一、心から尊敬できる一人である。

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じゃあ、つきとめてどうするの?と言われても、どうしようもない。

趣味なのだから、特に終着点はない。

ただただ、求め続けたい。

終わりがないのを知っているから、それを求める。

求めるものは、常に届かないところに無いと、なんだかやる気も何もかも出ない。

マラソン大会の時も、僕はゴールではなく、ずっと遠くにある雲を目指して走っていた。

夢もそうだ。

僕の夢は、ここだけの話、小説家になって、世界に自分の存在を知らしめて、国語の教科書に載る事だ。

簡単には届かない夢があれば、それに向かってずっと走っていられる。

我々が、或いは僕だけかもしれないけど、一番恐れなければいけない事は、夢が簡単に叶ってしまう環境なんだと思う。

大げさに言えば、それは「進化」と言う形で、ハッキリとDNAに刻まれていることなのではないか、とも思っている。

常に環境に合わせて「進化」しているのではなく、目指していた場所に辿り着いてしまったから、また「進化」が始まるのではないか…という事だ。

…これは本当に大げさな話だけどね。

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話が二転三転してごめんなさい。

とにかく、僕は趣味の為に東京を巡っている!というので片付いてしまう話なのです。

他の都市もこういうのがあるか分からないけど、東京という環境は、こういう僕にとっては素晴らしいものであります。

東京大好き!

なんてね。

 

明日も休みだし、なにするか考えてきます!

 

ではでは!