自然のスポットライトを活かそう!
僕は悩んでいた。
正直、マクロレンズでも単焦点みたいな撮影ができるし、明るいし、ナノクリアレンズなので、逆光にも強いしで、単焦点はもう必要ないんじゃないかって思っていた。
単焦点縛りで撮影に挑んでも、そんなに面白い写真も撮れなかった(腕のせいもあるけれど)。
そんなある日。
いつものように単焦点縛りで遊んでいると、木の影から一筋の光が!
その先には、一輪の花。
まるでスポットライトに当てられているような、そんな光景があった。
もちろん、撮ろうと、内蔵されている露出計を標準に合わせ撮影。
しかし、光が当たっている部分が尋常なく光っており、その周りは程よい光加減になってしまった。
どういうことだ……?
と、よくよく考えてみると、内蔵されている露出計はスポット的な露出ではなくて全体的な露出で考えているようなので、そりゃ明るくなりすぎると気が付いた。
つまり、光が当たっているところを基準に考えて行かなければならないので、暗く撮影しなければならなくなる。
今まで明るく明るく……と呪いのように呟き、撮影してきたが、今度は暗く撮影しなければいけないのだ。
しかも、この単焦点は逆光にあまり強くないので、周りの風景は、ほぼ真っ暗になると言っても過言ではない。
マクロレンズだったら、ある程度のカバーが出来るかもだけど。
そこで僕は考えた。
だったら、そういう風な撮影方法として採用すればいいのでは!?
いい写真が撮れるかもしれない!
そう考えた僕は、早速、上野公園へと急いだ。
前置き長くてごめんなさいね。
梅雨だというのに、今日はたまたま晴れました。
しかも、すごくいい天気。
とりあえず、スポットライトのように光が当たっている場所を探しましょう。
こりゃ、探すの大変そうだぞ。
とりあえず、やっとこさ見つけたので撮影。
しかし、コレジャナイ感。
スポットライトって難しいね。
その後も探しましたが、見つからず。
零れ日はあるけれど、そこに被写体がない。
なら! と、ダンボーさんを設置してみることに。
すると……。
!?
これは……!
かなり暗く撮影したので、本当にスポットライトが当たっているみたいになった。
もちろん、夜とかではない。
普通に明るい場所だ。
確かに光は強かったけれども、こうまでとは……。
なんか、ゲームオーバー的な(笑)
光だ……!
この後も探してみたけれど、これと言ってありませんでした。
しかし、僕としてはいい収穫。
なるほど、単焦点はこうやって活かしていくのがベストかも。
軽いし、こういった撮影には向いている。
撮影の幅がどんどん広がってゆく……!
短いですけど、ではでは!