フィルムカメラ始めました-ニコンF2フォトミック-

どうも、不定期にしか更新しない僕です。

……僕の事、覚えてる?

 

慌ただしかった緊急事態宣言も解除され、新しい生活様式にも慣れ始めた今日この頃。

そろそろ外出して、写真の一つでも撮りたいと思いつつも、コロナ感染者のニュースや最近マンネリ気味なデジイチを見て、腰が重くなる。

そんな中、友人がフィルムカメラを購入したとのこと。

露出計を買ったりしないといけなかったり、面倒なんだろうな……と、今まで手を出さなかったのですが、調べてみると、どうやら露出計付きのフィルムカメラ(厳密には付属品なのですが)があるとのこと。

しかもニコンで。

最初は「ほぉん……でもお高いんでしょ?」なんて思い、ブラウザを閉じたのですが、徐々に気になって気になって仕方がなくなってきて、気が付いたら購入ボタンをクリックしていました……。

まあ……こんなにも欲しくなったのは久々だし……給付金も入ったし……。

しょうがないよ。

そうさ……

僕は悪くない。

という訳で……。

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ニコンF2フォトミックやって来たぞ!

軽く紹介しますと、ニコンF2フォトミックは、ニコンF2フォトミックファインダーを装着したものです。

フォトミックファインダーは、所謂露出計付きのファインダーの事。

レンズの絞り(F値)リングをカチャカチャすると、レンズについているカニ爪と呼ばれる部分が、フォトミックファインダーのレバーを動かして、適正露出をファインダー越しに示してくれる。

所謂、絞り優先撮影が可能だとという事だ。

 

僕が何故、ニコンF2にしたかというと、実は、ニコンF2機械式(電池が無くてもシャッターが切れる)最後のフィルムカメラだったからです。

ニコンF3の方が、性能的には優れているのですが、やっぱり電池が無くても動くって、結構魅力的じゃないですか。

せっかくフィルムをやるのだもの、やっぱり機械式にしたいよね、ってなことで、選びました。

 

さて……。

ニコンF2の使い方などを説明する気はありません。

説明しているサイトは山ほどありますので、そちらをどうぞ。

今回はとりあえず、試し撮りをしてきましたので、その成果を見ていただけたらと思います。

使用したフィルムは、フジカラー PREMIUM 400 36枚撮り。

ISO400が初心者向きだというので、こちらにしました。

確かに、暗すぎるよりはいいかもしれない。

手振れもするだろうし。

レンズはAi Nikkor 50mm F1.4です。

現像はヨドバシカメラに依頼し、データ化をしてもらいました。

そんなことできるんやね。

ではでは、見ていただきましょう。

ちゃんと撮れていたかな?

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どう……なんだろうか……。
フィルムっぽさは結構出ているように思うけれど、これはフィルムの性能によるものなのかしら。

とりあえず、今回フィルムカメラを使ってみた感想ですが……。

滅茶苦茶楽しかった。

普段は、バカスカ撮りまくっていたけれど、フィルムは「失敗できない」という緊張感や「露出を合わせる」こと、「手振れしない様に息を止める」「一枚一枚を大切に撮る」などなど、写真本来の楽しみ方を知った気がします。

また、技術的なお話をしますと、露出を合わせる事が難しかった。

というのも、今回の撮影は、滅茶苦茶晴天の中行ったため、ISO400だと明るすぎたのです。

ニコンF2は1/2000までSSが設定できるので、暗くは出来るのですが、どうしても開放で撮りたい場合、そこまで設定しても、やっぱり露出がオーバーするんですよね。

対策としましては、感度の低いフィルムを使うか、NDフィルターを使うかですね。

今回のように、外での撮影がメインならいいのですが、室内も同じフィルムで! となる場合、ISO400でNDフィルター使用の方が、いいのかもしれませんね。

 また、デジイチの露出はフォーカスポイントレベルでの露出設定が出来たため、逆光だとしても、影の方に露出を合わせることが出来たのですが、フォトミックファインダーは、あくまでも全体での露出となる為、逆光の被写体に露出を合わせることが難しいです。

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これも逆光撮影ですが、手で空の明るい部分を隠し、無理やり露出を調整しました。

それでもやっぱり暗いですね……。

これは、スポットで測れる露出計を購入すればいいのですが、ものすごく高くて……。

体内露出計に頼ることにします。

 

さて、今回はこんな感じですが、実は、フィルムを感光させてしまっています。

フィルムは、フィルムに光が入ることによって、像を写し出すことが出来ます。

つまり、現像前のフィルムを光にあててしまうと、それだけで写真を撮影している状態となるわけです。

普段は1/125秒など、とてつもなく短い時間で光を入れているわけですから、たった1秒でも光にさらしてしまうと……分かりますよね?

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感光の被害にあった一枚。

インスタントカメラでたま~に見る奴ですね……。

経緯としましては、以下の通り↓

 

フィルムが切れ、撮影終了

 ↓

フィルムを巻きとる

「どれくらい巻けばいいのだろう。ん、これくらいかな?」

フィルムを回収するため、裏蓋を開ける

巻き取れていないフィルム「やあ」

血の気が引く

即裏蓋を閉める

結果:感光する!(ワザップ)

 

という感じですね……。

しかし、感光したのが、試し撮りの一枚で良かったです。

現像が上がるまで三日くらいあったのですが、「全部感光してたらどうしよう……」と、夜しか眠れませんでした。

でも、最初に失敗出来たのは、いい教訓になったので、まあ良しとしましょう。

 

とまあ、こんな感じです。

とりあえず、感覚は掴めましたので、次はモノクロフィルムで挑戦したいと思います。

その時はまた記事にしますので、どうぞよろしくお願いいたしますね。

 

ではでは、この辺にて。